

今日は節分、明日は立春ということで、季節の行事をしています。
良いものですね、季節を感じ、節目にけじめをつける文化。
背筋がピン!と伸びる思いです。
「立春大吉」は禅宗のお寺の習慣からきているとされる、厄除けのお札です。
お札に書かれている「立春大吉」の文字をひとつひとつ見てみると、左右対称になっているように見えませんか?
左右対称なので、お札を裏から見ても、表から見ても「立春大吉」と書かれているように見えます。
そのため、このお札を玄関などに貼っておくと、鬼が入ってきて振り返った時にも同じように「立春大吉」と書かれたお札を目にすることになり、鬼は「まだこの家に入っていなかったのか」と勘違いをして逆戻りし、結果として、玄関から出ていくと考えられています。
鬼が出ていくことでで、一年間平穏無事にすごせる・・・ということです😄
さあ!書いてみましょう
立春大吉のお札を貼る場所
立春大吉のお札を貼る場所に関しては、絶対というものはありませんので、家の状況に合わせて以下の場所に貼れないか見てみてください。
• 玄関や門
• 家の中の鬼門に当たる位置(鬼門は艮の方角:北東)
• 神棚
• 仏壇
この他、普通の部屋や台所、キッチンでも特に問題はないとする寺院さんもあります。
場所よりも貼り方に注意してください。
以下立春大吉のお札の貼り方での注意点をご紹介します。
立春大吉のお札の貼り方
どこの場所に貼るにしても、注意点は以下の点です。
※あくまで推奨されるものですので、家の環境に合わせて対応してください。
• 大人の目線よりも上
• のりやテープなどで貼る
• ※ピンなどでお札に穴をあけるのは避ける。
• のりやテープは台紙の上に貼って台紙をピンに止めたりは良い
また、玄関に立春大吉のお札を貼る際、鎮防火燭(ちんぼうかしょく)のお札を一緒に貼る際は以下の点に注意してください。
• 玄関に向かって右側には立春大吉、左側に鎮防火燭のお札を貼る
• いずれも家の外側に文字がかかれた表面を向ける
立春大吉と鎮防火燭のお札について
ここで、立春大吉のお札と一緒に貼ることがある鎮防火燭(ちんぼうかしょく)という言葉の意味についてご紹介します。
鎮防火燭は、漢字の通り、火伏せの意味を持ち、火災などの厄災を除くという意味を持ちます。
寺院によるのですが、立春大吉のお札と同時に鎮防火燭のお札を掲げることもあれば、立春大吉のお札を立春の間に、鎮防火燭を雨水という立春の次の節気で貼るという風習もあります。
立春大吉のお札は立春の間に
立春大吉のお札を貼る期間に関しては諸説あります。
最も一般的なのは、立春の日の朝に貼るというものです。
もしくは、立春の節気の間(2020年の立春は2月4日~18日)に貼るのでも良いとされます。
立春大吉のお札をいつまで貼るかと処分の方法
立春大吉のお礼は立春に貼り、その後一年間貼ります。
処分の方法は、神社や寺院の古札納所にお返しするか、お正月飾りの門松などを焼いて清める、どんど焼き/どんと祭り(場所によって左義長などの呼び名も)でお清めしてもらうのが一般的です。